本日夕張市にある定期巡回随時対応型訪問介護の事業所「ささえる訪問介護ステーション」に見学に行ってきました。

この長い名前は読んで時の通りヘルパーさんのサービスを定期に行いつつ、困った時には随時に対応するサービスです。24時間体制で夜間も対応してくれます。1日3回とか4回という訪問も利用者が必要であればして下さいます。料金はもちろん高めに設定されていますが1ヶ月あたり○○円というように決まっていて、何回訪問ヘルプサービスを受けても同じ料金になっています。内容についても普通の訪問介護とはことなりかなり自由度があり、利用しやすいし、サービス提供者側もやりやすいサービスです。

24時間対応ということで在宅で暮らす方々にとって安心感のあるサービスです。でもこのサービスなかなか広がりません。札幌市の西区、手稲区で検索してもたった4件しかありません。こんなにいいサービスなのになぜ広がらないのか?きっと採算性の問題だと思います。 このようなサービスを提供するにはそれなりの人員を雇用する必要がありますので、人件費コストはどうしてもかかります。その分サービスの認知が広がって利用者が増えればいいのですが、まだまだ認知が不十分でサービスとしてなかなか定着しません。このような状況ですので、現在札幌であるこのサービスの多くはサービス付き高齢者住宅や有料老人ホームに併設された事業所が多いのが現実です。

そのような中、夕張市に1件個人宅を中心に頑張っている事業所が今日見学に行った「ささえる訪問介護ステーション」です。まさに在宅の患者さんをささえている事業所です。都会でもなかなか進まないこのサービスを人口減の激しい郡部の夕張で行っていることにまずは敬意を表したいです。 そしてそのような事業所だけに、代表の須藤さんをはじめスタッフのみなさんが本気でそして優しく、在宅で生活されている方々を支えておられます。

在宅医療を札幌でおこなって4ヶ月になりますが、末期がんの方で最期まで自宅で過ごせない方々が結構おられます。医療的な問題というよりはほとんどは介護の問題です。最期の状況では医療がおこなうことは入院でも在宅でもほとんど変わりません。やはり介護なのです。 このような状況は札幌だけではなく私が取り組んできた僻地医療でも同じ感じでした。

私がずっと思って来ていることは「終の住処つくり」。穂別ではなかなかうまういきませんでした。でも有床診療所や特別養護老人ホームを活用することで自宅ではなくても「地元」での最期はなんとか実践できて来たと思います。

いま考えているのは自宅ではなくても、医療機関や施設でもないようなもっとアットホームな家庭的な場所をつくって、どうしても自宅では難しい方をそこで支えていけるようにしたいということです。もちろん自宅の代わりにはならないのでしょうが、少しでもそれに近い形のものをつくっていきたい。宮崎にあるかあさんの家のようなホームホスピスのような感じでしょうか。一番はそのようなホームホスピスを何カ所もつくることのような気もします。またグループホームのような小規模な建物でもいいかもしれません。訪問診療、訪問看護は当然24時間対応で、介護についても24時間対応にする必要があります。その介護の24時間対応が一つは「定期巡回随時対応型訪問介護」でもう一つが以前このブログでも紹介した「小規模多機能型居宅介護」です。これらのサービスをつなぎあわせてしっかりと最期まで支えることが出来る場所を創りたいと思っています。また地域とのつながりも大事なので、今私が穂別でとりくんでいるようなコミレスなどのサービスも一緒に提供したいですね。

つまり
・診療所
・訪問看護ステーション
・定期巡回随時対応型訪問介護or小規模多機能
・コミレス(コミュニティスペース)

が一体となった場所です。札幌でもすでに何カ所かこのような施設はありますので今後もまた見学等をして自分なりにいい感じを考えて行きたいと思います。また皆さんでいい案がありましたらこそっと教えて下さい。


最後にお忙しい中、見学につきあって色々な質問に丁寧に答えていただいた須藤さん夫妻、三上さんありがとうございました。

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