久々のブログ更新でございます。 まずまず忙しくしていますが、3月にはいってから少し落ち着いて仕事ができています。
新規の紹介の方もいらっしゃいますが、やや紹介のペースが落ちていて、まだまだ当院も余裕がある状態です。

さて昨日さっぽろナラティブ勉強会の第2回の企画がありました。 昨年10月31日に富山県砺波市のものがたり診療所の佐藤伸彦先生をお迎えして、さっぽろナラティブ勉強会を立ち上げました。

今回は小樽市で仕事をされている作業療法士の岩永さんが企画してくださいました。
講師はデンマーク在住で認知症コーディネータの資格を持つ、モモヨ・タチエダ・ヤーセンさんでした。
なんと札幌の琴似出身の方。18歳で単身、デンマークに渡り、うん十年、あちらで子育てをし、仕事をされているばりばりの方です。

60名定員でしたが、1週間で予約が埋まってしまうという盛況ぶりでした。

ちょうど天気が悪く、飛行機が欠航になってしまったのですが、新幹線、急行を乗り継いて、根性で札幌に来てくださいました。本当に感謝です。ほとんど寝ないまま、ハイテンションで講演をしてくださいました。



デンマークの医療福祉システムをお話と、それにからめて日本での課題などについてお話しくださいました。

あなたは何ができないですか?から始まるケアではなく、その人らしさに焦点をあてたケアの大切さというのが印象的でした。その方の体、精神は当然のこととして、文化、社会などを考えてケアにあたる。まさにperson centered careです。ナラティブにもろに通じますね。

システムについてはいろいろと伺いましたが、情報の一元化のレベルの凄さは本当にすごいですね。日本でどのように適応していくべきかいろいろと考えさせられました。3000〜5000人くらいの単位であるコミューン(自治体みたいなものらしい)ごとにシステムができていて、行政、ケア担当者、医療機関、リハビリなどが情報をITで共有している。

札幌で働いていると「地域」がわからない。だから地域包括ケアもなんとなく漠然としています。人口3000人の穂別で働いていた時はまさに「地域包括ケア」で、情報は自然と共有されていました。

富山の佐藤先生は「ナラティブブック」を開発されています。まさに情報の一元化です。これがうまく広がっていくといいなあと思っています。これからに期待。

モモヨさんは来年も来てくださる感じでしたので、来年はぜひ認知症のケアについていろいろと勉強したいと思いました。 今回企画してくれた岩永さんとそれに応じて、自発的に手伝った多くのさっぽろナラティブ勉強会の仲間達。 講演後の宴会も盛り上がりました。 ゆるく集まって、いろいろと勉強する会というファジーな会ですが、集まっている仲間のレベルは相当高いです。
今後が楽しみですね〜。


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 始めまして私は、NPO法人日本臨床美術協会承認団体、臨床美術「ほっかいどう」の会長をしているものです。
 今年、臨床美術学会が富山県でありました。この時の基調講演で佐藤伸彦氏とお会いしました。
 「最後まで自分らしく生きて最後を迎える。幸福な思いの中で旅立つ。という患者や家族の思いに寄り添う医療」を目指して保健・医療・福祉の垣根を超えた医療チームを作り、地域医療を行っている方だと理解しました。

 一方臨床美術は、芸術療法の一つで、自己実現のための表現方法です。肉体は弱っていく中でも、幸福感・達成感・満足感を高め「こころの健康」を維持するのです

 佐藤氏著「ナラティブ・ホーム」を読み、貴院のことを知りました。臨床美術「ほっかいどう」では、この度、佐藤伸彦氏を札幌に招いて講演会と臨床美術ワークショップを行います。近日中にチラシを持参して、伺いたく思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 土門 環
  • 2018/12/07 02:23





   

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