6月28日(日)は小児在宅医療講習会が札幌であり、参加してきました。 お世話になっている先生から「小児在宅医療について何か話して」と軽く誘われたので、なんとなく軽く「は〜い」と答えたのが約1年前ですが、結構ずっと後悔しつつ今日を迎えました。1ヶ月前に出席者の名簿を見てしまい、かなりビビりながらの本番。研修医時代にお世話になった先生もたくさんいる中で、何を話せばと思いながらこの1ヶ月過ごしてきました。さらに今朝行ってみるとスタッフももちろんそうそうたるメンバーでさらに汗だくに。

「一般医が取り組む小児在宅医療の実際」という題を与えられましたが、まだまだそれほどたくさん診ているわけではないし、とりあえずは在宅医療の楽しさとか大切さとか、それを推進するにはどうするべきかとか、小児と成人の在宅医療のちがいとかなどを話してみました。 参加者は小児科医が9割で、他科の先生が1割くらいな割合。みなさんどこに興味があるものかと思いつつ準備をしました。題名からするときっと期待ハズレに終わってしまったような気がしないでもないのですが、とりあえずは終わって、ホッとしました。


 小児在宅医療はまだまだ発展途上の分野ですが、人工呼吸器をつけていたり、気管切開、経管栄養など医療処置があったりでなかなか家に帰れないお子さんが多いし、帰っても在宅医療をうけられずに、頑張って通院しているお子さんも多いのが実情だと思います。

小児科医が在宅医療に取り組むのか、内科医や家庭医が取り組むのか、いろいろな方法があると思いますが、小児科医は在宅医療に馴染みがなく、内科・家庭医療系の先生は小児にすこし苦手意識を持っておられる方もいます。

そう考えると、それぞれがうまく連携して、それぞれの足りない部分を補い合いながら、お子さんを診ていければいいなと思っています。もちろんそこに急性期病院の先生も加わっていたでければ最高です。

当初、定員がうまるかスタッフの中でも心配されていた方もいたようですが、蓋をあけると定員60名は満杯でした。第9回目ですが、今までは手弁当的に有志の先生方が開催されてきて、今回小児科学会がようやく主催をしてくださることにもなり、今日は小児科学会長の五十嵐先生(成育医療センター理事長、東京大学名誉教授)もいらして、挨拶をしてくださいました。ご挨拶のなかで、小児の医療自体が大きな転換点にあることをおっしゃっていました。以前は急性期の医療が中心でしたが、今後はますます障害や慢性疾患をかかえて子供達をどう治療、ケアしていくかということが問われてくると。

そうなってくると医療介護の連携もますます重要です、小児分野には介護保険のケアマネのようなシステムが整っていません。まだまだ取り組むべき課題はたくさんありますよね。小児版ケア連なんかもあるといいなあ。 高齢者であっても家族で過ごすことで元気になる方はたくさんいて、「家に帰ってきてよかったね〜』という話しによくなります。まして、お子さんはどうでしょうか。家族と家庭で過ごすことの大切さは高齢者以上ではないでしょうか。重い障害があっても家族の力で、地域の力で、もっともっと元気になる可能性があります。子供達の笑顔、家族の笑顔、地域とのつながり、普通に実現できるようにみなでがんばっていきたいですね。

 

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