先日余市町(NHKドラマで有名ですね)に行ってきました。目的はニッカウィスキーではなく(ちょっと見学しましたが)、余市にある惠泉塾を見学することでした。

惠泉塾は水谷先生という方が1996年に始めた「人生の波止場」です。札幌キリスト召団というキリスト教会を母体として、神様の啓示により出発したようです。色々な問題を持った方が全国から集まり、規則正しい生活と農作業、聖書の学びなどを通して癒され、再出発をしていく場所です。 →惠泉塾の沿革について(外部リンクへ)

この惠泉塾から派生したような形で株式会社ヴィタポートがあります。会社は色々な事業に取り組んでいて、惠泉塾の卒業生の受け皿にもなっているようです。
ヴィタポートの会社案内(外部リンク)

広大な場所に農園やパン工場、ヤギや鶏の飼育場所、男性、女性の寮、祈りの家、ディサービス+有料老人ホーム、訪問看護ステーション+終の住処(レストハウス)、レストランなどが点在しています。 また移住されてきた方々の家もあります。


広大な土地に様々な施設、農場が点在しています。


移住された方々の家


民家を素敵に改修したレストラン。コース料理でボリューム、味とも抜群! メインは豚肉と牛肉から選択でした。野菜はもちろん惠泉塾で取れた有機栽培のもの。パンはマナベーカリーの自家製小麦を使用した美味しいパンです。


祈りの家です。2階は寮になっています。
毎朝4時半からここで聖書の学びがあります。


ディサービス+5人定員の有料老人ホーム


ディサービス内部。定員10名の小規模ディです。


終の住処であるレストハウス「惠泉」です。
1階に訪問看護ステーションが併設されています。定員は3名。

レストハウスの共用スペースです。吹き抜けで広々とした作りです。
家具は系列会社のノア制作の無垢材の家具。素敵でした。


レストハウスに置いてあるベンチ。実は座る部分は棺桶になっています。
ご自分でノアに制作してもらい、ご自分で使用されているそうです。

レストハウスは定員3名の小規模の看取りの家です。3名定員とは思えないほどの広々とした空間で
本当に素敵な場所でした。訪問看護ステーションが併設されていて、さらに2階に看護師さんが住んでいらっしゃる
ということでとても安心感があると思います。



案内をしてくださった、訪問看護ステーションの岸本さんです。長くホスピスで有名な淀川キリスト教病院に勤務され、
その後石狩市で訪問看護をされ、余市にいらっしゃいました。とても有名な方で、以前から色々とお話を伺いたいと思っておりました。今回ようやく念願が叶いました。
朝4時半からの聖書の学びは欠かさず出席されていて、夜中患者さんからの呼び出しがあって寝ていなくても出席されると
伺いました。一(いち)に信仰ということを強調されていました。また収穫時には農業のお手伝いもされているとのこと。
ますます尊敬です!
お忙しい中、お時間を取ってくださって本当にありがとうございました。

 

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